結論(30秒でわかる)

向いている人

  • Garmin製ダイブウォッチやTABATA製ダイブコンピュータなど特定メーカーの機材を持たず、機種を問わず無料でダイビングログを付けたい人(後述のとおり、競合の多くは特定ハードウェアとの連携が前提です)
  • 紙のログブックの持ち歩き・記入の手間から解放されたい、認定資格を持つダイバー(後述のとおり、潜水時間の自動計算・地図表示・写真添付に対応しています)
  • App内課金や広告への課金導線を一切気にせず使いたい人(後述のとおり、App内課金は0件で完全無料です)

向いていない人

  • 開発者からの迅速な不具合対応・機能改善を期待する人(後述のとおり、最新バージョンは2023年6月から3年以上更新が止まっています)
  • 地図上でのポイント検索や過去データの完全な保全を重視する人(後述のとおり、ピン留めの操作性やログイン時のデータ消失に関する具体的な不満が複数年にわたり報告されています)
  • iPadとiPhoneでデータを共有しながら記録したい人(後述のとおり、端末間のデータ共有機能を求める声がレビューにありますが対応した形跡は確認できませんでした)

ダイブルとはどんなアプリか

項目内容
アプリ名ダイブル:ダイビングログブック
開発元個人開発者
価格無料(App内課金なし)
App Store評価★4.56(338件)
リリース2019年7月26日
最新バージョン1.0.21(2023年6月3日更新)
対応OS / サイズiOS 13.0以上 / 約34MB
年齢レーティング4+
カテゴリスポーツ、ライフスタイル

(以上、App Store公式ページ掲載情報、2026年8月28日取得)

App Store掲載の説明によれば、対応項目は「国、地名、ポイント」「地図データ」「潜水開始時刻、潜水終了時刻」「潜水時間」「開始残圧、終了残圧」「深度(平均、最大)」「天候データ」「装備データ」「チームデータ」「メモ」「写真(3枚まで)」です。紙のダイビングログブックに手書きで記入していた項目を、そのままスマホ入力に置き換えた構成になっています。

潜水時間は開始・終了時刻から自動計算され、総潜水時間として集計されます。潜った場所は地図上にピン留めされ、これまでの潜水地点の一覧が視覚的に確認できます。ログデータは自動でサーバーに保存され、サインインすれば機種変更後も引き継げる仕組みです。アプリ内では、ダイブルを使っている人同士でログデータを共有する機能も用意されています。

スキューバダイビングという特定のアクティビティの記録専用に設計されており、一般的なメモアプリや汎用の記録アプリでは項目の多さ・入力のしやすさの面で代替しづらい作りです。認定資格(Cカード)を持ち、実際に潜っているダイバー以外には使いどころがありません。

課金構造を分解する

App Store公式ページの確認(2026年8月28日取得)によると、ダイブルのApp内課金は0件です。価格表示も「無料」のみで、広告表示に関する記載もありません。

この点は同ジャンルの競合と比較すると際立った特徴です。後述の競合比較のとおり、業界最大手のPADI公式アプリは講習・資格管理を含む総合サービスとして運営され、Garmin Dive・ダイビングLog(TABATA公式)はそれぞれ自社製のダイブウォッチ・ダイブコンピュータとの連携が前提の付属アプリという位置づけです。いずれも単体の収益源としてApp内課金を設計しているわけではありませんが、特定ハードウェアの購入というかたちで間接的な収益構造を持っています。

一方ダイブルは、個人開発者がハードウェアを持たない前提で提供する単体の記録アプリでありながら、App内課金・広告のいずれによる収益化も確認できませんでした。本文付きレビューの中には「他のログアプリを使っていたのですが、改善もないのにだんだんと基本機能をアドオンにして課金する姿勢と、何より機種変更をした〜」という、競合アプリの課金化への不満を述べつつダイブルへ乗り換えたと読み取れる投稿もあります(2019年8月投稿、★4)。開発者がどのように開発コストを回収しているかはApp Store公開情報からは判断できませんが、無料であることが利用者に評価されている一方で、後述のとおり2023年6月を最後に更新が止まっている実態とあわせて読む必要があります。

レビュー18件を分析してわかったこと

App Store公開データ(2026年8月28日取得)によると、ダイブルの評価件数は338件、平均★4.56です。このうちApp StoreのレビューRSSで本文付きとして取得できたのは18件(2019年8月〜2025年8月に分布)でした。338件という母数に対して本文付きは18件にとどまるため、以下は範囲を示したうえでの分析です。

18件の★分布は、★5が6件、★4が6件、★3が2件、★2が1件、★1が3件でした。星評価だけを見ると高評価が多い一方、本文の内容を見ると具体的な不満点が複数年にわたって繰り返し報告されている点が特徴的です。

称賛の内容は、紙のログブックからの卒業を主な理由に挙げるものが目立ちます。「アナログのログブックは持ち歩きの手間もあるのでこちらを始めました。割となんでも記録できるし、記録方法も簡単です」(2023年11月、★4)、「潜水時間も勝手に計算して、総潜水時間に出せる!そして潜った場所の位置情報も地図を長押しするだけ!紙のログブックでは出来ない」(2022年10月、★5)といった投稿が確認できます。

不満の内容は主に3系統に分かれます。①データの取り扱いに関する不安(「ログインすると機種変更の際にデータ移行ができると書いてあったのでログインしたら全て消えてしました」2022年4月、★5でありながら不具合を報告/「ログ取得中の読み込み表示のまま何も表示されなくて困っています」2021年6月、★1/「お問い合わせ/不具合報告 が開かず何も書き込めない」2023年6月、★1)、②地図・入力操作の不便さ(「地図のピン留めが面倒です。住所やポイント名で飛べるようにしてほしい」2025年8月、★3。このレビューには「2年前にもコメントがありますが」「2年間改善されてないから無理なのかな」という記述があり、同種の要望が長期間解消されていないことがうかがえます)、③一部機能の不具合(「タイトルどおりcsvのファイルを開こうとしたらこのアプリが起動してしまう」2023年1月、★1/「ログ一覧は100本まで?101本からは見えなくなり」2025年1月、★4)です。

18件という限られた本文付きレビューの範囲では、星評価の高さと、データ消失・操作性への不満が同居している実態が確認できました。件数が少ないため一般化はできませんが、称賛と不具合報告の両方が2019年から2025年まで継続的に投稿されている点は、アプリが長期間実際に使われ続けていることの裏付けにもなっています。

競合アプリとの比較

iTunes Search APIで「スキューバ ログ」を検索して見つかった競合アプリと比較しました(いずれも2026年8月28日取得)。

アプリ名評価開発元対象価格
ダイブル(本記事)★4.56(338件)個人開発者機種を問わないダイバー全般無料・App内課金なし
PADI★4.71(1,592件)PADI Americas, Inc.講習受講者〜資格保有者(総合アプリ)無料
Garmin Dive★4.66(242件)GarminGarmin製ダイブウォッチ所有者無料(本体は別売)
ダイビングLog★3.02(43件)TABATA CO.,LTD.TABATA製ダイブコンピュータ所有者無料(本体は別売)
ダイバーLOG★2.59(37件)HEAD JAPAN K.K.機種を問わないダイバー全般無料
Diving Partner★4.95(22件)個人開発者ログ管理+SNS機能を求める層無料

この比較から見える構図は2つあります。

①評価件数トップのPADIは、世界最大のダイビング指導団体が運営する講習・資格管理まで含む総合アプリであり、単体のログブックアプリとしての比較対象にはやや位置づけが異なります。 ログ記録だけを目的とするなら、機能が絞られたダイブルやダイバーLOGのほうが用途に近い作りです。

②「機種を問わない無料ログアプリ」という土俵で見ると、ダイブルは評価件数・評点の両方で同種の競合(ダイバーLOG、DiverLog+など)を上回っています。 Garmin DiveやダイビングLogは評点自体は高いか同等ですが、いずれも自社製ハードウェアの所有が前提の付属アプリで、ハードウェアを持たないダイバーの選択肢にはなりません。同じ「単体アプリ」の土俵にいるダイバーLOG(評価37件・★2.59)と比べると、ダイブルの評価は明確に上回っています。ただし後発の個人開発アプリ「Diving Partner」(評価22件・★4.95)はSNS機能を備えた新しい選択肢として評点で上回っており、今後の動向次第では立場が変わる可能性もあります。

無料版はどこまで使えるか

前述のとおりダイブルにはApp内課金が存在しないため、「無料版」と「有料版」という区分自体がありません。App Store公開情報から確認できる範囲では、ログの記録・地図表示・写真添付(3枚まで)・端末間同期・ユーザー間のデータ共有を含め、アプリが提供する機能はすべて無料で利用できるとみられます。

一方で、本文付きレビューでは「ログ一覧は100本まで表示され、101本目以降は見えなくなる」という趣旨の投稿(2025年1月、★4)があり、記録できる本数に事実上の上限がある可能性が示唆されています。この点はApp Store公式ページの記載からは確認できず、あくまでレビュー投稿者の体験にもとづく情報である点にご留意ください。

解約方法(手順)

前述のとおり本アプリにサブスクリプションやApp内課金は存在しないため、費用面での「解約」という概念自体がありません。利用をやめたい場合は、次の手順でアプリを削除するだけで完了します。

  • ホーム画面でダイブルのアイコンを長押しし、「Appを削除」を選択する
  • ログデータはサインインしたアカウントに紐づいてサーバー上に保存される仕組みのため、記録した潜水ログを完全に消去したい場合は、削除前にアプリ内の設定画面でアカウント・データの取り扱いを確認することをおすすめします(本文付きレビューにログイン操作をきっかけとしたデータ消失の報告があるため、逆に「データを残したまま機種変更したい」場合も、事前に同期状態を確認してから操作することをおすすめします)

よくある質問

Q. ダイブルは無料で使える?

A. はい。App内課金は0件で、App Store公式ページ(2026年8月28日取得)にもApp内課金の記載はありません。

Q. どんな人が使うアプリ?

A. スキューバダイビングの認定資格(Cカード)を持ち、実際に潜っているダイバー向けのアプリです。潜水開始・終了時刻、深度、残圧、水温などを記録する専用設計で、ダイビングをしない人には使いどころがありません。

Q. 開発は今も続いている?

A. リリースは2019年7月26日、最新バージョンは1.0.21(2023年6月3日更新)です。本記事執筆時点(2026年8月)で3年以上新しいバージョンが確認できず、開発は事実上停止しているとみられます。一方で、App StoreレビューRSSで確認できた最新の本文付きレビューは2025年8月17日付で、開発停止後も実際に使われ続けている実態があります。

Q. データが消えることはある?

A. 本文付きレビューの中に、ログイン操作をきっかけに過去のデータが消えたという報告が複数あります(2022年4月・2023年6月投稿など)。件数は少ないものの、大切な記録を扱うアプリである以上、機種変更やサインイン操作の前後で表示内容を確認することをおすすめします。

Q. 評判は良い?

A. App Store公開データでは評価338件・★4.56です。ただし本記事で確認できた本文付きレビュー18件の範囲では、紙のログブックからの卒業を評価する声がある一方、地図のピン留めの使いにくさやデータ消失への不満が2019年から2025年まで繰り返し報告されており、星評価の高さと文章内容には一定の温度差があります。

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本記事の数値データはすべて2026年8月28日にApp Store公開データ(iTunes Lookup/Search API)およびApp Store公式ページ(WebFetchによる裏取り)から取得したものです。評価件数338件に対し、本文付きレビューはApp StoreのレビューRSSで取得できた18件の範囲にとどめて分析しています。開発元の公式サイト(divelog-6b092.web.app)は環境のネットワーク制限でアクセスできなかったため、開発背景や課金構造に関する記述はすべてApp Store公式ページの掲載情報にもとづいています。レビューポリシーは運営者情報、広告の取り扱いはPR表記ポリシーをご覧ください。